主催:江戸投網保存会 後援:江戸川区 会場:江戸川今井橋水上ステーション前  満席盛況御礼!

江戸投網保存会のビックイベント『お江戸投網まつり』は、例年どおり5月5日、江戸川今井橋水上ステーション前をメイン会場として盛大に執り行われました。イベントは今回で3回目。ひと月前よりの乗合船ご予約350名(投網屋形船8隻分)も数日でうまるほどの人気ぶりで、地域の新しいイベントとしていよいよ定着してきた感があります。

風強く、寄せ打ちはお見せできず……
当日は、あいにくの小雨模様となりました。網打ちにとって多少の雨は気になりませんが、問題は風です。朝から強めの東寄りの風が吹いていました。そのため、今年も打ち合わせどおりにゆきません。数隻の網打屋形船が半円状にポジションを決め、中央に向かっていっせいに、または次々に網を打つ『寄せ打ち』をお見せする手はずだったのです。今年もこれができなかった……トホホ。

昨年もアナウンスしましたが、古くより江戸川に伝わる投網漁は、漁船が単独で漁をするほか、時に数隻をならべ、魚を追い込んでゆきつつ複数の投網を次々打つ寄せ打ちもその漁法でした。多網打尽(?)を絵に描いたような漁はダイナミック! 豪快!! そして大漁期待!!! 
魚が入り過ぎて持ち上がらない。上がらないから網を切り、タモで掬って魚を上げる。そんな時代があったのです。それは昭和40年まで。場所は、まさに会場の今井橋あたり。下って浦安橋から河口まで。遊覧を楽しんでいただいた水面すべてが優良な漁場だったのです。

さて、今回捕れた魚は巨大コイ、ニゴイ、巨大レンギョ(8kg級!)、スズキ、フッコ、セイゴ、クロダイなどなど。船によってはすずなりになるほど捕れて、網を打つたびに多くの拍手と歓声をいただきました。初めて参加されたお客様には、魚がいるなんて! 捕れるなんて! と驚かれたと思いますが、環境はかなり回復してきています。漁として成り立つほどの水揚げにはりませんが、せめて観光資源として残したい、というのもわれわれの大きな目的です。

テレビ熊本来る……!
今年のマスコミ取材は5社ありました。分けても、はるばるとテレビ熊本が来てくれたのは意外でしたが、保存会にとっては、これが実に喜ばしい!
ご存じのとおり、熊本といえば細川家です。テレビ熊本では、この細川家にちなんだ話題を方々にあたり、番組にまとめる企画が進行中とか。そのため、スタッフは全国に飛んでオモシロソーな話を先行取材している。われわれの投網には『細川流』というカンムリがついています。これがキーワードとなって、当会の存在を知ったそうです。どのように紹介してもらえるのか楽しみです。9月ごろ、フジテレビ系で全国放送されるそうです! 
=== 第3回 お江戸投網まつり(2004年) まとめ ===
日 時 5月5日(子どもの日)、10時30分集合、11時出船
3時間の遊覧と投網漁見学
コース   今井水上ステーション〜葛西臨海公園、ディズニーリゾートきわ〜今井水上ステーション
定員と
参加費
  江戸川区報で周知。募集350名で定数突破。一部お断りするお客様がありました。まことに申しわけありません。
★得割 : 5,000円
ビール、またはソフトドリンクなど1ドリンク付きの天ぷらお食事セット。小学生以下半額。
網打船
その他
あみ豊丸/72名
網さだ丸/46名
あみ徳丸/42名
あみ弁丸/39名
岡田屋丸/34名
あみ貞(てい)丸/50名
あみ武丸/37名
あみ元丸/30名
(一般計350名)
あみ達丸/30名
 (関係者招待船)
たかはし丸/30名
 (報道船/指導船)
あみ貞丸小船
 (網打指導船/作業船)
取材
 

テレビ熊本、江戸川ケーブルテレビ、葛西新聞
城東タイムス、世界日報

主催と
協賛
  主催 : 江戸投網保存会
協力 : 天祖神社氏子会(葛西ばやし)
      江戸川遊漁船組合       
      江戸屋形船組合
      東京東部漁業協同組合
後援 : 江戸川区
2005年
開催予定
  上の要領で2005年5月5日を予定しています。告知は当サイト、江戸川区報、一般紙で行います。

開会直後の雰囲気を伝える動画です!

2004.5.5 撮影
動画データ

ウェイト:22KB(音声なし)
ファイル:mpgファイル
サイズ:352×240(px)
収録時間:90秒

ダウンロード時間

@ISDN64で約8分
AADSL1.5Mで約2分
B光で約5秒


※ちょっと重いです。

レポート&集計まとめ=江戸投網保存会