|
|
|
|
|
|
↑本番で魚が獲れたのかって?
台本では、本船のあみ貞網打ちは2投で、獲れなかったらあきらめる、中谷アナがアドリブでごまかす、という段取りでしたが、意地であみ貞3投目を打って、これにニゴイが入り、面目躍如。スズキを捌く前にお見せできました。番組終了直後、我聞さんのリクエストにより、あみ弁大親方、ササッと薄造りにしました。我聞さん、酢味噌をつけて口に運びました。ご満悦の様子でした!今度、私も試食してみます、てへ。 |
|
|
その日その時、どれほどの視聴者がTVに釘づけになったかは別として、ン百万人のニッポン国民が『江戸川の投網漁』の映像を見ていたと思われ、スタートと同時にギャラリーがわんさか集ったことでも、生中継の威力ってすごいな〜、と思ったしだい。
番組の流れはこんなでした。
我聞さん、屋形船の展望デッキに寝そべって『あ〜気持ちいいな〜、今日は仕事したくないな〜』
『ちょっとちょっと我聞さん。仕事ですよシゴト! 今日はコレッ!!』とご存知中谷アナ、スズキ用の大きな投網を指し示してオープニングの音楽♪
ここはどこか、と地図を見せ、一呼吸のち、あみ弁の大親方登場!
江戸川網船の歴史的な話から始まって、投網を楽しむ三か条 @見て楽しむ A船頭と会話して楽しむ B獲れた魚をその場で食す、の解説をするかたわらであみ貞、網を打つ。
そして『打ってみたい』と我聞さん、
小魚用の小さな網を打つ。
ふたたびオカのカメラへスイッチ。
4隻で寄せ打ち漁をする風景。
魚が獲れたので船のお座敷で、あみ弁の大親方、ズズキを捌く。この洗いを酢味噌で食べた我聞さん、目をまんまるくして『ま、まいう〜!!』の絶叫にて放送終了。
あみ弁の大親方、すべての場面に登場しっぱなしで大活躍でした!!
で、私めは、初めて生中継なるものに接っして、まあ恐れ入谷の鬼子母神です。
4月の中旬でしたか、若き小柄なプロデューサーのK氏がやってきたのは。以来、前日、当日、都合5回もの打ち合わせ、また打ち合わせ。
『ナマ放送の現場責任者は心配性なんですよ〜』とK氏・・・・。
当日9時15分より1回目のカメリハ。10時30分より2回目のカメリハ。本番同様にすべての機材と総勢30数名のクルーが動く、走る。走る、回る。実は本番って、間際の『リハ』でつくられるのがよくよく判っちゃって、びっくりしつつも面白かった!!
キーマンは中谷アナとカンペ出し現場総指揮の壁掛け時計マン細メガネのT氏。
馴れた指示出しとはいえ、台本の半分以上を、この二人が書き換えちゃっている、といった印象。番組の流れがとんどんよくなってゆく、もっともっと面白くなる、想定したすべての場面がびしっと決まってゆく。
落ち着きはらいながらも上がってゆくテンションと緊張感。それが見ていてよくわかるんです。いや〜再々、よいものを見せていただきました。
あとでADさんに聞いたのだけど、『この番組スタッフは局内でも精鋭ぞろい』。納得です。
ところで、我聞さん。
本番でも言ってましたが、本人は埼玉の人、嫁様はこの江戸川出身だそうで、川筋のあまたある屋形船は知っていたそうですが、宿によって投網の実演があるのは初めて聞いたそう。次はプライベートで楽しみに来てください!!
(文、写真/江戸投網保存会) |
|