●投網まつりデビュー戦〜スタッフコメント「中澤充随感」
本年の投網まつりで、初めてお客様の前で投網を披露させていただきました。
漁師だった祖父の船に子供の頃から乗っていたこともあり、10代の頃から投網に興味を持ち、いつか投網を習得したいという思いがありました。
本格的に投網を覚えたいと思ったのは、4年前の投網まつりからです。昨年度まで報道船、通船要員としてお手伝いをさせていただいた際、諸先輩方が屋形船から勇壮に投網を投げる姿を目の当たりにし、「いつか投網まつりで投網を打ちたい!」と思っていたのでした。
昨年の4月から投網練習会に参加しました。先輩方に一から教わり、練習を重ねました。見るのと実際にやるのとでは全く違い、最初はなかなか網が広がらず苦戦しました。「習うより慣れろ」、「回数を打たないと覚えない」とアドバイスをいただき、ひたすら練習に励みました。そしてなんとか形になり、本年の投網まつりでデビューでさせていただく運びとなりました。
いざ本番!ということで、当日はあみ武さんの大きな屋形船から打ちましたが、漁船で打つのとは勝手が違いすぎました。それにお客様、ご来賓の方々の注目の中で打つのも初めてです。ガチガチに緊張してしまいました。さらに「ついに俺もこの場面で網を打てる日が来たか・・・」と感慨にふけっていたら、さらに緊張してしまい、体がカッチコチになり、記念すべき第1投は、網が水押しにからんでしまい、大失敗に終わりました。
前日までは「人前に出るのは平気だし、練習では上手く出来ていたから緊張しないだろう」と思っていましたが、そこは細川流投網流祖の細川政吉『通称:細川の政』さんが「よう!アンちゃん! 投網はそんなに甘いもんじゃあねえぞ!」とあの世から私に試練を与えたのかもしれません。
「習うより慣れろ」、「回数打たないと覚えない」、「100回網を打った人よりは1000回、1万回打った人の方がより上達する」のアドバイスを肝に銘じ、これからも諸先輩方のご指導を仰ぎながら勉強して行きたいと思います。
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